2006年長 野

小丸山公園〜碑巡り〜
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俳諧寺一茶堂から小丸山公園の碑巡りをする。

一茶の句碑


是がまあつひの栖か雪五尺

見上げる程、大きな句碑である。

 文化9年(1812年)11月14日、一茶は江戸を引き上げ、24日、故郷の柏原に帰る。

その時の句。

ほち[や]ほち[や]と雪にくるまる在所哉

この句の碑は国道18号沿いの「KEY COFFEE わたぼーし」の前にある。

昭和57年(1982年)4月19日、金子兜太は小丸山公園を訪れている。

 清水哲さんと一茶記念館で会い、「是がまあ」の句碑のところ、眺望のところで対談。小丸山公園下のそば屋(角屋)でそば。色紙に「から松の芽立つあたりの一茶そば」とやる。

 午後、明専寺住職(老住職)と一茶の墓のところ。清水さんと諏訪神社。そして二の倉の田んぼの土の上で、総まとめの<ふるさと>論を独演。

『金子兜太戦後俳句日記』

束松露香の句碑があった。


束松露香句碑

母を負うて踊りて見たし盆の月

 明治32年信濃毎日新聞社に入社し、明治33年から同社紙上に連載した「俳諧寺一茶」は本格的な一茶評伝であり、一茶文学顕彰の先駆者として功績があった。

 昭和28年信濃毎日新聞社建立

俳諧寺一茶保存会

種田山頭火の句碑もあった。


ぐるりとまはってきてこぼれ菜の花(土蔵)

若葉かぶさる折からの蛙なく(墓所)

 種田山頭火の『旅日記』5月26日に出てくる句であるが、26日は長野に滞在している。31日に「一茶翁遺跡めぐり」とあるが、31日は長岡に滞在。

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