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秋田犬のハチ公が、飼い主の農学博士・上野英三郎氏の死後も毎日のように渋谷駅まで迎えに出かけたと美談を元に、昭和9年(1934年)、渋谷駅に銅像が建立されました。制作したのは、西郷隆盛像の作者でもある鹿児島市出身の彫刻家・安藤照(1892〜1945)です。しかし、戦局の劣勢にともない、昭和19年(1944年)10月、初代「ハチ公像」は軍事供出により溶解され、列車の車軸になったといわれています。 戦後まもなく、復興の象徴としてハチ公像再建の声が高まり、多くの資金が集められました。制作者・安藤照は昭和20年(1945年)の東京大空襲で亡くなっていましたので、彫刻家となっていた長男・安藤士(たけし)が再制作しました。その際、戦後の資材難のため、父の作品を溶解して作られ、昭和23年(1948年)、現在の2代目ハチ公像が再び渋谷駅前に設置されました。 ここにある像は、安藤士が制作した2代目ハチ公像の石膏原型です。 |

