2022年香 川

本覚寺〜荻原井泉水〜
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高松港フェリー乗り場


高松港から小豆島土庄港へ。

西浦線(東廻り)で土庄本町下車。

香川県道253号屋形崎小江渕崎線を歩く。

土庄町淵崎に本覚寺(HP)という寺がある。


 大正2年(1913年)、荻原井泉水は谷桂子と結婚。

 大正9年(1920年)4月、荻原井泉水は夫人桂子と共に小豆島を訪れ、井上一二氏の別荘「宝樹荘」に滞在した。

   小豆島、淵崎

島島の眺めよろしきここの島の神

鳶と見れば花に舞ふ山の松に舞ふ

   宝樹莊

里に近く來て夕空を仰ぎをり小鳥

雲雀の中に雀鳴く一つ家はある


 大正13年(1924年)、本覚寺を訪れる。

層雲園


荻原井泉水の句碑


ほとけを
  しんず
むぎのほの
あおきしんじつ

昭和37年(1962年)4月14日、井上一二氏の発起により建立。

井上一二の句碑


 脇
杖を洗うて
  くれかかる月

井上一二は「層雲」同人。

昭和52年(1977年)8月、没。

昭和56年(1981年)5月、小豆島ロータリークラブ建立。

荻原桂子の句碑


  夕となれば
風が出るよ
ともし火

碑 陰

往年吾妻桂子と共に爰なる井上氏が別墅に客たりし事あり、其後此荘烏有に帰し、彼も亦他界に入る。我今一介の遍路となりて此島の仏を礼する次ニ一石を建て彼を紀念す。氏が志に依る処也。

  大正十三年五月      荻原井泉水誌

鐘 楼


梵鐘に荻原井泉水の句が刻まれている。


水や花やさきあふれみちたゝえ

地は青しはや清風の草の丈

空を歩む朗々と月ひとり

火よあした雪ふりさかりもえさかる

オリーブの島よさようなら


高月ことば作詞
上條たけし作曲
白根 一男 唄

泣きはしないと云いながら
涙ふいてた白い指
やっとなだめて別れちゃ来たが
つらい想いはおなじこと
ああオリーブの
花咲く島よさようなら

いろんな歌があるものだ。

本 堂


ご本尊は五大力明王。

高野山真言宗の寺である。

護摩堂


琴塚堂へ。

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