讃 歌
詞 北野木鶏
作曲 橋本喬雄 石をまつり水のわくところ ここは播州山頭火句碑の園 ひよいと穴からとかげかよ 夕焼雲のうつくしければ 人の恋しき ほろほろと酔うて木の葉ふる うどん供えて母よわたしも いただきまする 曼珠沙華咲いてここが わたしの寝るところ そこに人あり山頭火 そこに人あり山頭火 |
「ひよいと穴から」は、昭和9年5月19日の『其中日記(六)』所載の句。 「夕焼雲のうつくしければ」は「『草木塔』以後」(昭和十四年十二月〜昭和十五年)に収録の句。 「ほろほろと酔うて」は、『草木塔』(鉢の子)に収録の句。 |
「昭和二年三年、或は山陽道、或は山陰道、或は四国九州をあてもなくさまよふ。」とある。 |
「うどん供えて母よわたしも」は昭和13年3月6日母の四十七回忌に詠まれた句。 山口市の其中庵休憩所前に「母ようどんそなへてわたくしもいたゞきます」の句碑がある。 「曼珠沙華咲いてここがわたしの」は昭和8年10月15日、其中庵で詠まれた句。 |