2024年兵 庫

小磯良平〜兵庫県立美術館〜
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 明治36年(1903年)7月25日、小磯良平は神戸市神戸(現在の中央区)の中山手通に生まれる。

大正11年(1922年)、東京美術学校西洋画科に入学、藤島武二に師事。

自画像


大正12年(1923年)作。

裸 婦


大正13年(1924年)作。

T嬢の像


大正15年(1926年)作。

 《T嬢の像》は、東京美術学校(現・東京藝術大学)在学中の1926年に、帰省先の神戸で遠縁の女性をモデルとして制作されたものです。この作品は第7回帝展の特選を受賞した小磯の出世作ですが、一方でモデルや制作場所からは当時の小磯の生活が垣間見えます。

スペインの女


昭和3年(1928年)作。

少女と猫


昭和6年(1931年)作。

横臥裸婦


昭和10年(1935年)作。

踊り子


昭和13年(1938年)作。

斉 唱


昭和16年(1941年)作。

 また、人物画を多く描いた小磯にとって、モデルは重要な存在でした。神戸にアトリエを構えた1930年代は、小磯の画家人生の充実期でしたが、1930年代後半から40年代初めにかけての作品には、一人のモデルが繰り返し登場します。そのモデルの、出で立ちと静かな雰囲気に、小磯は惹かれていたとされています。小磯の充実期を支えたとも言えるこの女性は、《踊り子》や《斉唱》など、多くの代用作に姿を残しています。

会談の前


昭和17年(1942年)作。

 昭和20年(1945年)6月5日、神戸大空襲でアトリエを喪う。

働く人と家族


昭和30年(1955年)作。

静 物


昭和38年(1963年)頃作。

外国婦人


昭和45年(1970年)作。

静 物


昭和54年(1979年)、文化功労賞受賞。

昭和58年(1983年)、文化勲章受章。神戸市名誉市民。

昭和63年(1988年)12月16日、死去。享年85。

金山平三記念室へ。

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