『奥の細道』


史跡おくのほそ道矢立初の碑

熊野神社から千住大橋を越えると、足立区。


千住大橋


 足立区の大橋公園に「奥の細道矢立初めの地」と「史跡おくのほそ道矢立初の碑」があった。

奥の細道矢立初めの地


史跡おくのほそ道矢立初の碑


 千じゆと云ふ所にて船をあがれば、前途三千里のおもひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそゝく。

行く春や鳥啼魚の目は泪

 是を矢立の初として、行道なをすゝまず。人々は途中に立ちならびて、後かげのみゆる迄はと見送なるべし。

 「行く春や鳥啼魚の目は泪」の句碑は荒川区の素盞雄(すさのお)神社にもあるが、芭蕉は千住のどちら側で船を上がったのだろうか。

千住宿へ。

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