俳 人
榎本馬州
犬山藩士。通称権平。尾張名古屋藩家老成瀬家の家臣。沢露川の門人。別号白梵庵。
元禄14年(1701年)、尾張犬山に生まれる。
元文5年(1740年)、『奥の細道』の跡を辿って、『奥羽笠』を著す。
馬州が象潟を訪れて詠んだ句がある。
下手ながらほめられたいぞ秋の風
寛保3年(1743年)9月19日、燕説は73歳で没。
鹿はもみち我ハ其人にさけふかな
寛保3年(1743年)、無外坊燕説の追善集『こぬ世の風』。白梵庵馬州序。
宝暦13年(1764年)12月6日、63歳で没。
寛政5年(1793年)、馬州の句碑を建立。
山々に笑ハ勢てふしの高根かな
馬州の句
松嶋象潟
魂か鳥か千嶋の夕すゝみ
大師崎
初汐や足にゆり込波の音
渋柿や売人なかする供溜り
俳 人に戻る