2023年福 岡

山頭火・緑平のレリーフ〜ミニパーク〜
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昭和5年(1930年)11月26日、種田山頭火は糸田町に木村緑平を訪ねた。

ぐつすり寝てほつかり覚めた、いそがしく飲んで食べて、出勤する星城子さんと街道の分岐点で別れる、直方を経て糸田へ向ふのである、歩いてゐるうちに、だんだん憂欝になつて堪へきれないので、直方からは汽車で緑平居へ驀進した、そして夫妻の温かい雰囲気に包まれた。……

昧々居から緑平居までは歓待優遇の連続である、これでよいのだらうかといふ気がする、飲みすぎ饒舌りすぎる、遊びすぎる、他の世話になりすぎる、他の気分に交りすぎる、勿躰ないやうな、早(ママ)敢ないやうな心持になつてゐる。


糸田町の県道405号香春糸田線沿いに糸田町図書館がある。

糸田町図書館前のミニパークにモニュメントがあった。


モニュメントに山頭火と緑平の句が刻まれている。


子雀のあまえてゐる聲のしてゐる朝月
   緑 平

ボタ山ならんである陽がぬくい
   山頭火

山頭火と緑平のレリーフ


このモニュメントには糸田祇園と御田祭のレリーフもある。

 旧道烏尾峠には山頭火「迷うた道でそのまま泊まる」の句碑もあるそうだが、遠くていけない。

平成筑豊鉄道糸田線糸田駅


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