ボタ山の下で子のない夫婦で住んでゐる ・逢ひたいボタ山が見えだした |
雀うまれている花の下を掃く | 緑 平 |
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逢ひたいボタ山が見えだした | 山頭火 |
英彦山香春岳ボタ山を望むこの地に緑平山頭火の濃やかな友情を追懐しこの碑を建つ 漂泊流転の俳人種田山頭火ならば今や知らない人はないであろう。緑平翁は実にこの山頭火の親友で、山頭火を物心両面から支援し、山頭火から「南無緑平老如来」とたよられた友人である。山頭火を今日あらしめた陰の恩人ともいうべき人である。瓜生敏一著「妙好俳人緑平さん」より抜粋 |