新年の旅日記

香園寺〜山頭火の句碑〜
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宝寿寺から香園寺(HP)まで歩く。

栴檀山香園寺(第61番札所

 この寺は、用明天皇の病気平癒を祈って聖徳太子が開創したといわれています。弘法大師が四国巡錫のとき、この寺の麓にさしかかったところ、1人旅の女の人が道の傍らで、難産で苦しんでいるのを見かけ、さっそく祈祷したところ、男の子を安産したので、大師が「安産、子育て、身代り、女人成仏」の4誓願と祈祷の秘法を寺に伝えたと伝えられています。

 このため、本尊は大日如来ですが、脇仏の子安大師に信仰があつまっています。

本堂に向かうと右手に種田山頭火の句碑があった。


南無観世音おん手したたる水の一すぢ

秋の夜の護摩のほのほの燃えさかるなり

 昭和14年(1939年)10月13日、山頭火は香園寺(こうおんじ)を早朝出発し、吉祥寺前神寺の札所を巡り、武丈堤を訪れたそうだ。

平成7年(1995年)3月、常楽記念に建立。

坂村真民の詩碑があった。


念ずれば花ひらく

大聖堂


本堂と大師堂を兼ねている。

真言宗御室派の寺である。

宝寿寺とは対照的な寺だった。

JR予讃線伊予小松駅


三津浜駅へ。