この寺の本尊は、四国霊場唯一の毘沙聞天で弘法大師の作と伝えられており、昔から多くの人々に信仰されています。本堂前にある穴のあいた「成就石」は有名で、他に長宗我部元親由来の「マリア観音像」、「山越の弥陀三尊」などが秘蔵されています。ここから南へ約200mの所に「芝の井のお加持水」と呼ばれる泉があり、昔、弘法大師が持っていた杖で加持すると、そこから清水が湧き出た言われ、今なお湧水をたたえています。 |
昭和14年(1939年)10月13日、種田山頭火は香園寺(こうおんじ)を早朝出発し、吉祥寺、前神寺の札所を巡り、武丈堤を訪れたそうだ。 |