芭蕉の句碑石 川


雲折々人を休める月見かな

かほく市高松の能登街道沿いに黒田宅がある。

黒田宅の中庭に芭蕉の句碑があった。


雲折々人を休める月見かな

出典は『あつめ句』

『春の日』(荷兮編)には「休むる」とある。

 碑陰に黒田武亥(たけい)の句「花にしてみれはすくなし秋の露」が刻まれているそうだ。

 文化12年(1815年)、黒田武亥は加賀に生まれる。名は忠恕。通称は若杉屋左右衛門。桜井梅室に俳諧を学ぶ。

慶応3年(1867年)、剃髪し、造化隠居と称した。


鴬に盃さゝむ丸天窓

明治3年(1870年)6月、56歳で没。

黒田宅にはかほく市指定文化財「黒田武亥の墨蹟」があるそうだ。

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