俳 書
『春の日』(荷兮編)
曙(あけ)の人顔杜丹霞にひらきけり | 杜国 |
古池や蛙飛びこむ水の音 | 芭蕉 |
花にうづもれて夢より直に死んかな | 越人 |
雲折々人をやすむる月見哉 | 芭蕉 |
瓦ふく家も面白や秋の月 | 野水 |
八嶋をかける屏風の繪をみて |
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具足着て顔のみ多し月見舟 | 仝 |
芭蕉翁を宿し侍りて |
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大垣住 |
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霜寒き旅寐に蚊屋着せ申 | 如行 |
馬をさへながむる雪のあした哉 | 芭蕉 |
芭蕉翁をおくりてかへる時 |
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この比の氷ふみわる名残かな | 杜国 |