芭蕉の句碑群 馬


あかあかと日はつれなくも秋の風

榛名町番所左に芭蕉句碑がある。

芭蕉句碑


あかあかと日はつれなくも秋の風

 元禄2年(1689年)7月、『奥の細道』の旅で金沢から小松へ向かう途中に詠んだ句である。

『はせをつか』(楓幻亜編)に収録されている。

句碑は全く読めない。

松露庵句碑

 俳聖松尾芭蕉を頂点に松露庵の系譜につながる俳諧のながれを表した句碑です。芭蕉の句を中心に配し涼兎(りょうと)、乙由(おつゆう)、柳居、鳥酔、左明、烏明、二世鳥酔、坐来の句が左・右・左という順で彫られています。鳥酔以下が松露庵社中の庵主です。碑は波状の襞(ひだ)を生かした自然石で、形から扇面に見立ててつくられたものと考えられます。

春の心蝶ほと輕き物はなし
   坐來
松明のはねて空みるしくれかな
   烏明
八九間芝を見上るしみつかな
   左明
山吹や水に流れてめとの影
   乙由
あかあかと日はつれなくも秋の風
   芭蕉翁
こからしの一日次て居りにけり
   凉菟
との神に通夜し申む子規
   柳居
鹿の聲ある夜は川を越て來る
   鳥醉
大晦日日の入山を望めけり
   二世鳥醉

 「坐來」は松露庵六世。「烏明」は松露庵三世。「左明」は松露庵二世。「乙由」は中川乙由、凉莵の門人。麦林舎と号した。「凉菟」は芭蕉の門人、岩田凉菟。「柳居」は佐久間柳居。「鳥醉」は白井鳥醉。「二世鳥酔」は熊沢鳥酔。別号兀雨。

 柳居の句は『柳居発句集』に「との神に通夜して聞む杜宇」とある。

 左明の句は大磯の鴫立庵にある芭蕉の句碑に「八九間苔を見わくる清水哉」として刻まれている。

天保14年(1843年)の建立らしい。

 本多夏彦の『上毛芭蕉塚』に「古く万歳遅し――を建てた一宮如鶴の時代から俳人の多かったこの山は、天保ごろには佐藤真彦を中心に聞えた俳カイ郷だったから、この芭蕉塚一基くらいまさか予約流れとは受取れないのに、残念ながら現存しない。」とあるが、この松露庵句碑のことではないだろうか。

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