芭蕉の句


するがぢやはなたちばなも茶のにほひ

 元禄7年(1694年)5月、芭蕉西帰の途次島田宿塚本如舟邸を訪れた際に書き残された句。

   するがの国に入て

するがぢやはなたちばなも茶のにほひ   はせを

   五月の雨かぜしきりにおちて
   大井がはの水出侍りければ
   しまだにとゞめられて如舟
   如竹などいふ人のもとにありて

ちさはまた青葉なからになすひ汁

さみたれの空吹おとせ大井川

『炭俵』に収録されている。

静岡県静岡市の清水寺足久保

島田市の島田信用金庫に句碑がある。

清水寺の句碑



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