芭蕉の句


城あとや古井の清水先ツ問む

出典は『泊船集』。「岐阜山」と前書きがある。

慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いの後、岐阜城は廃城となる。

貞亨5年(1688年)夏、『笈の小文』の旅の帰路、岐阜で詠まれた句。

芭蕉は岐阜の庄屋松橋喜三郎に招きを受けた。

喜三郎何がしは、いなば山のふもとに閑居をしめて、納涼のためにたびたびまねかれ侍しかば

城跡や古井[の]清水先とはむ

真蹟写(芭蕉論考)

秋田県美郷町の六郷城趾本丸跡

栃木県佐野市の唐沢山公園

岐阜県岐阜市の岐阜公園

愛知県名古屋市の大秋八幡社に句碑がある。

六郷城趾本丸跡の句碑


唐沢山公園の句碑
   
岐阜公園の句碑

   


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