府立中之島図書館～川田順の歌碑～

２０２２年～大　阪～

府立中之島図書館～川田順の歌碑～

大阪市中央公会堂の西側に大阪府立中之島図書館がある。

重要文化財

大阪府立中之島図書館　本館左右翼　三様

この建物は、住友吉左衛門が図書館として本府に寄付されたもので、住友本店技師長野口孫市氏及び技師日高胖氏の設計監督のもとに明治３３年に着工、同３７年１月に竣工したものである。

　建物は、煉瓦及び石造３階建てで中央に円屋根を付けた十字型平面の本館と左右翼（大正１１年増築）からなっている。

　外観では高い４本の柱の列立する正面ポーチとその後方に挙げられた円屋根が意匠の要であり、内部では、半球形のドームを頂く円形ホールがもっとも特徴的である。全体としてネオ・バロック様式の傾向が見られるが、これをよく消化して独自の造形美を形成しており明治時代の日本人建築家による極めて水準の高い作品である。

大阪市教育委員会

昭和２８年（１９５３年）１１月、創立５０周年記念式典挙行。

川田順氏　歌碑

大阪府立図書館
五十周年賀歌

難波津の、まなかに植
ゑし、知慧の木は
五十年（いそとせ）を經て、大樹（おおき）と
なりぬ

川田順（１８８２～１９６６）東京生まれ。歌人。
明治４０年来阪、永く住友に勤務した。
歌は開館五十周年記念に献呈された賀歌。
歌碑は昭和４２年、住友系１８社で建て当館に
寄付贈呈された。

中之島に架かる栴檀木橋

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