2023年〜富 山〜
「富山のくすりやさん」像〜富山駅南口〜
明治31年(1898年)9月4日、松田尚之は石川県金沢市に生まれる。 大正10年(1921年)、朝倉文夫は東京美術学校教授に就任。 大正11年(1922年)、東京美術学校彫刻科を卒業。 昭和26年(1951年)、金沢美術工芸大学教授。 |
平成4年(1992年)3月15日、富山市・[社]富山県薬業連合会建立。松田尚之制作。 |
富山のくすりやさんは、柳行李を背負い、多くの困難を克服しながらよく効くくすりを配置し、三百余年にわたって人々の健康を守り続けてきました。お得意先とは先用後利の商法で強い信頼関係を築き、子供たちからはおみやげの紙ふうせんを通じて親しまれ、その来訪が心待ちにされました。 一方、富山のくすりやさんによって全国から集められた新しい情報および蓄積された資本力は、電力、金融などの近代産業の創造や教育文化など、あらゆる方面で郷土の発展に大きく貢献してきました。 このモニュメントは、郷土富山市の発展の礎となって尽力された幾多の先人たちの英知と努力に感謝し、その歩みを後世に伝えるとともに、本県の薬業が明日に向かってますます栄えることを願うものであります。 |