2024年富 山

雨晴海岸〜「渋谿の磯」〜
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JR氷見線高岡駅


雨晴駅下車。

義経岩


雨晴海岸と女岩


道の駅「雨晴」から見た女岩


道の駅「雨晴」に芭蕉の句碑家持の歌碑が並んでいた。


芭蕉の句碑


わせの香や
 分入右は
  有磯海

 元禄2年(1689年)7月14日(陽暦8月28日)、芭蕉は高岡に宿を取り、金沢に向かった。

越中で詠まれた唯一の句である。

家持の歌碑


馬並めていざ打ち行かな
渋谿の清き磯廻(いそみ)
寄する波見に

万葉歌めぐりの旅

【現代語訳】

馬を並べて、さあ出かけようじゃないか。
渋谿の清らかな磯辺に
打ち寄せる波を見に。

【解説】

「八月七日の夜に、守大伴宿祢家持が館(むろつみ)に集ひて宴する歌」と記された宴歌13首の中の12首目、宴のお開きの頃の歌です。楽しい集いをもう少し続けたいと思った家持が、遊楽の場を変え、渋谿の清らかな磯辺に寄せる波を見に行こうと提案した歌です。「渋谿の磯」は現在の雨晴海岸。湖越しの立山連峰を望むことができる景勝地です。「有磯海(女岩)と称されるこの磯は、平成26年に「おくのほそ道」ゆかりの国の名勝地に指定されました。

解説がないと、分からない。

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