2023年東 京

日比谷公園〜カモメの噴水〜

日比谷公園のかもめの広場・郷土の森にカモメの噴水があった。





うかぶ雲、海鳥たちの訪れ、
時の流れを告げる古い貝殻。

1986
作者 淀井敏夫

平成17年(2005年)2月14日、淀井敏夫死去。享年93歳。

雲形池


鶴の噴水


 この噴水は、明治38年(1905年)頃東京美術学校(現在の東京芸術大学)の津田信夫、岡崎雪声両氏に依頼製作したもので、公園等での装飾用噴水としては、日本で3番目に古いものとのことです。(1番目は長崎、諏訪神社、2番目は大阪、箕面公園)

 当初は、鶴と台座とも銅製でしたが戦時中の金属回収で台座が石造りとなったものの、水面に薄氷が張り鶴の像につららが下がる景色は、当公園の冬の風物詩になっています。

日比谷公園のユリ


日本の固有種は海を渡る

 ユリはユリ科(Liliaceae)ユリ属(Lilium)の球根植物で、北半球の亜熱帯から亜寒帯にかけて自生しています。

 17世紀以降、プラントハンターの活躍がさかんになり、ケンペル(1651〜1716)やシーボルト(1796〜1866)がユリの球根をヨーロッパに持ち帰りました。

2023年東 京〜に戻る