2019年徳 島

史跡旗山〜源義経公之像〜
indexにもどる

小松島市芝生町字宮ノ前に史跡旗山がある。


源平合戦の元暦2年(1185年)2月18日、勝浦尼子ヶ浦に上陸した源義経は、この山の頂上に源氏の白旗を翻し士気を高揚した。

旗山の頂上に「源義経公之像」があった。


時を越えて未来市民へ!

原型作者は石黒孫七。

平成3年(1991年)7月、市制40周年記念に建立。

 この像は、源義経が元暦2年(1185年)2月一の谷合戦の後、屋島に本陣を構えた平家を討つため摂津国渡辺(現在の大阪市北区)を嵐の中5隻の船に分乗して船出。ふだんであれば3日かかるところをわずかな時間で阿波の勝浦(現在の小松島市)に着いた。

 そして、この地に源氏の白旗を標旗として掲げ軍勢を立て直した後、地元新居見城を居城にしていた近藤六親家の兵を先導役に屋島へ向かい、わずかの軍勢で背後より攻めた。

 あわてた平家軍は海に逃れた。

 この奇襲戦により、戦況を有利に導いた源氏が屋島の戦いで平家を破った。

 こうした史実を通して市民の郷土史への理解を深めるとともに、これらを後世に伝えるため、愛馬(大夫黒)に乗った義経の銅像を製作し、ゆかりの地(旗山)に建立するものである。

 銅像は尾崎俊二氏の寄贈によるもので、足元から頭までが5.35m、弓の先までが6.70mあり、現存する騎馬像のなかで日本一のものである。

 この「源義経公之像」が永くふるさと小松島市の歴史を伝え、市民の心に生き続ける事を願うものである。

2019年徳 島〜に戻る