山口誓子

『句碑をたずねて』
(奥の細道の句碑)
・ (その他芭蕉の句碑)
昭和40年(1965年)3月から4月にかけ、山口誓子は読売テレビ「奥の細道」の取材旅行で芭蕉の句碑を見て廻った。
麦の穂をたよりにつかむ別れかな

京浜急行八丁畷駅(神奈川県川崎市)
鎌倉をいきて出てけむはつ松魚

冨塚八幡宮(神奈川県横浜市)
松葉を焚て手ぬくひあふる寒さ哉
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ごを燒て手拭あふる寒さ哉
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聖眼寺(豊橋市下地町)
寒けれど二人旅寝ぞたのもしき

湊築島弁天社(愛知県豊橋市)
道のへの木槿は馬に喰れけり

東観音寺(愛知県豊橋市)
寿久三行や馬上尓氷る影本うし

龍泉寺(愛知県田原市)
麦はえて能隠家や畑村

潮音寺(愛知県田原市)
星崎の闇を見よとや啼千鳥
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笠寺やもらぬ岩屋も春の雨
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笠覆寺(愛知県名古屋市)
水鶏鳴と人乃云へ者や佐屋泊

八幡社(愛知県愛西市)
折々に伊吹をみては冬ごもり

八幡神社(岐阜県大垣市)
冬牡丹千鳥よ雪のほとゝきす

本統寺(三重県桑名市)
明ほのやしら魚白き事一寸

浜の地蔵(三重県桑名市)
このあたりめにみゆるものは皆涼し

「十八楼」(岐阜県岐阜市)
病雁の夜寒に落ちて旅寝かな

本福寺(滋賀県大津市)
鎖あけて月さし入よ浮み堂

浮御堂(滋賀県大津市)
から崎の松は花より朧にて

近江神宮(滋賀県大津市)
五月雨や色紙へぎたる壁の跡

落柿舎(京都府京都市)
去来の句碑
涼しさの野山に満つる念仏かな

真如堂(京都府京都市)
花の山二町のぼれば大悲閣
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六月や峰に雲おくあらし山
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大悲閣(千光寺)(京都府京都市)
大和路
草臥て宿かる比や藤の花

八坂権現(奈良県天理市)
菊能香也奈良爾盤婦留幾佛達

稱念寺(奈良県奈良市)
水取や籠りの僧の沓乃音

二月堂(奈良県奈良市)
春の夜やこもり人床し堂の隅

崇蓮寺(奈良県桜井市)
若葉して御目の雫拭はばや

唐招提寺(奈良県奈良市)
菊の香にくらがりのぼる節句かな

勧成院(大阪府東大阪市)
しら菊の目に立て見る塵もなし

太融寺(大阪府大阪市)
旅に病で夢は枯野をかけまはる

難波別院南御堂(大阪府大阪市)
ひとつぬいてうしろにおひぬころもかへ

粉河寺(和歌山県紀の川市)
行春をわかの浦にて追付たり

和歌の浦(和歌山県和歌山市)
父母のしきりにこひし雉子の声

高野山奥の院(和歌山県伊都郡高野町)
蝸牛角ふりわけよ須磨明石

須磨浦公園(兵庫県神戸市)
去来の句碑
君が手もまじるなるべし花薄

日見峠(長崎県長崎市)
いなつまやとのけいせいとかりまくら

史跡料亭花月(長崎県長崎市)
