昭和54年(1979年)、制作。 平成6年(1994年)、設置。 |
棟方は、私が幼時の凧絵を連想したように、素朴な民衆作家から出発した。当時日本では、柳宗悦が民衆作品の美しさを一般に教え、陶器の浜田庄司がこれを享け継いだ。棟方はこの空気の中で育った。私は長い間日本を離れていたので、彼の約三十年間の仕事を知らなかったが帰ってきて彼の仕事を見て、彼がもう「版画家」を超脱した本当の美術家であるのに感動した。
――作者―― |
藝術品はその「思念」を、それが包まれている詩と幻で私達に伝える。それで私がマイヨルの作品に地中海を感じるとき、私の想像は作品をも裏切らず、私をもあざむかないであろう。附けられた「題」は少しも干渉して来ない。一つの女のトルソ。
――作者―― |