2023年埼 玉

川口西公園〜朝倉響子「ミッシェル」〜
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京浜東北線川口駅下車。

川口駅西口に川口西公園がある。

川口西公園開園に著名な作家による14点の彫刻が設置されている。

WAVING FIGURE


建畠覚造制作

WAVING FIGURE(波紋)は春夏秋冬から夜まで刻々と変わってゆく空、大地、時間、気節等をステンレスの鏡面が映し出し、いつ見ても飽きないものを表現しようとして製作したものである。

著名な作家のものではない彫刻もあった。




纏う女


笹戸千津子制作

現代を生きている女性の内に秘めた優しさ、強さを表現できればとの思いを、静かに立つ「纏う女」の像に托してみた。この像が爽やかな微風になって、公園を訪れる人々の心と語り合うことができることを願っている。

 昭和23年(1948年)、笹戸千津子は山口県出身。東京造形大学美術学科彫刻専攻卒業。同大学彫刻研究室修了。佐藤忠良のモデルを30年あまり務めたそうだ。

 平成6年(1994年)、「纏う女」設置。

くろがね号のゆくえU


長谷川善一制作

鳥のように飛行機は空を飛び、鯨のように潜水艦も海をゆく。馬のように車輪も大地を駆け、動物と機械の動きのメカニズムは私のイメージの中でオーバーラップする。そして、くろがね号は溶けた鉄の混沌の中から現れ、未完成ながらも確かに前方遥か彼方へ向かって GO AHEAD。

前方から撮ってみた。


家 族


関井一夫制作

現代の様々な環境の中で、私達の子供達を守れるのだろうか。そして子供達は自らの足で未来に向けて歩みだしていくのだろうか。この作品は銅板による「変形絞り」という我が国独特の金属造形技法を用いて制作した現在における家族像である。

 平成8年(1996年)、関井一夫制作。川口市が1133万円で購入したそうだ。

 平成15年(2003年)2月25日、少年像がアンカーから切り取られ持ち去られた。数日後川沿いに放置されているのを発見。

ミッシェル


平成5年(1993年)、設置。朝倉響子制作。

初めてミッシェルに会ったのは個展の会場だった。ラフな装いの彼女は私の目をとらえ、数日後スタジオにきてみせる何気ない動作の1つ1つが私のイマジネーションを強くかきたてた。ふと腰かけたその姿も瞬間の幻影だったのかもしれない。どこかで又彼女に出会い、再び新しいフォルムがわいてくるのもそう遠い日のことではないだろう。

著名な作家のものではない彫刻


AI


三井泉制作

「川口」道を川と見立て、二股にわかれた三角州に、彫刻をすえる。ゆえに、黒石の陰と陽の物体を合わせて、一対となし、白石台座で黒の曲線と白の直線、相反する無彩色にて一体の作品とし、陰陽道となす。

よく分からない。

「冬の祭典」は著名な作家による彫刻だと思わなかったので、写真は撮らなかった。

裸のリン


昭和52年(1977年)、佐藤忠良製作。

「裸のリン」は、1977年製作で、体の力が抜けてリラックスしたポーズと、なおかつ緊張感を併せもつものを表現しようとして製作したものである。

花と彫刻の広場へ。

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