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彷彿但丁来 血池水在開 奇名驚地獄 勝境擅蓬莱 一浴宵増暖 三巡春満懐 白雲千載意 黄鶴為低回 |
| 眼前に、かのダンテが徘徊し来たるかのごとし。血の池はたぎりたち、地獄という奇なる名に驚きはすれど、こここそまさに仙境、蓬莱(日本)随一の景観なり。一たび湯浴みせば、宵は暖かさを増し、三たび巡れば春はふところにて満てり。白雲は、いにしえより変わらず悠々とたなびき、黄鶴は心地よさに飛び立ちかねて低きを回れり。 |
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●建立の由来 この詩碑に刻まれているのは、郭沫若先生が昭和30年(1955年)に別府温泉を訪れた際に詠んだ自筆の詩です。 郭沫若先生は、地獄めぐりの後、別府に投宿し、心ゆくまで別府の味と温泉を堪能しました。地獄の凄愴な光景と湯のぬくもりは、よほど心に残ったのでしょう。後日、別府でのおもてなしのお礼にと、この自作の詩を関係者に贈りました。 郭沫若先生(1892〜1978)は、中国の政治家、文学者で、歴史学者としても世界的に著名な業績があります。また、戦前は、九州大学に留学し、その後、中日友好協会会長として両国の友好親善に大きな足跡を残しました。 別府市は、昭和53年(1978年)、別府市日中友好協会のご協力のもと、各界の日中友好人士や団体・企業などから、詩碑建立の浄財を集め、翌54年に除幕式を執り行いました。 この詩碑により、世界に誇るわが別府温泉が日中両国の懸け橋となり、末永い友好に寄与できますよう念願しております。 |

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〜八仙人伝説〜 八仙人は中国の民間で広く伝わっている八人の仙人のことである。男性7人、女性1人、即ち漢鐘離(かんしょうり)、 張果老(ちょうかろう)、韓湘子(かんしょうし)、 李鉄拐(りてっかい)、曹国舅(そうこくきゅう)、 呂洞賓(りょどうひん)、藍采和(らんさいわ)、 何仙姑(かせんこ)である。 八仙人伝説は、早くは唐代の「八仙図」と「八仙伝」の中にみられるが、当時、各仙人の名前はまだ定着していなかった。名前が定着したのは、明代の呉元泰が著した小説「東遊記」からと言われている。 八仙人は悪人を懲らしめ、貧しい人を助ける仙人である。民間伝説の中では、多くの物語が伝わっており、中でも最も有名なのが「八仙過海」という物語である。 |
