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人吉温泉「人吉旅館」
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昭和7年(1932年)8月12日、与謝野鉄幹・晶子夫妻は人吉を訪れている。

「人吉旅館」の玄関


国登録有形文化財である。

 人吉旅館は、昭和9年に堀尾芳喜氏により、中央棟の客室8室で内湯のある温泉旅館として開業された。

 各棟とも川沿いに客室を配し、河岸の景観に趣を添えている。また客室ごとに趣向を凝らした異なる意匠を用い変化を与えているなど、創業当時の人吉温泉を代表する良質な近代和風建築である。

与謝野晶子の歌碑があった。


川あをく相良の町の蔵しろし蓮の池に浮かべるごとく

「草と刀光」収録の歌である。

平成19年(2007年)5月、建立。

「人吉旅館」の廊下


「人吉旅館」の日帰り入浴は500円。

 泉質はナトリウム−炭酸水素・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)。pH7.96。泉温は54.6℃。

深さ80cmの浴槽に、源泉掛け流しである。

季節がら、写真はうまく撮れない。


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