新年の旅日記

住吉公園〜碑巡り〜
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JR仙石線陸前赤井駅から石巻へ。


石巻市住吉に住吉公園がある。

六花庵官鼠の句碑があった。


   相模女の和歌をよみて懐古郷

涼しさも心の柚のわたり哉

雪の峯富士に似る日そ夏寒き

「相模女」の和歌

陸奥の袖の渡りの涙川心のうちに流れてぞ住む

『新後拾遺和歌集』

松本二晶の句碑


樹に露のありて尾上のしらみけれ

 松本二晶は本名松元玄説。石巻住吉の医者。遠藤日人の弟子で、曰人の「竹林の八歌仙」と数えられた。

文政10年(1827年)、『猿の腰掛』(二晶・舎来)上梓。

保原花好の句碑


水音に残る寒さや初櫻

保原花好は福島県保原出身の俳人。

明治36年(1903年)、73歳で没。

「雄島」にも保原花好の句碑があった。


江の明り残さで暮るるもみじかな

句碑の裏である。

句碑の表には「名月やそよりともせぬ水の上」と刻まれているそうだ。

現在、「雄島」に渡ることはできない。

JR石巻線で前谷地へ。