虚子の句碑

網の目に消ゆる思ひの白魚哉



地下鉄空港線室見駅下車。

室見橋を渡ると室見川沿いに日本料理「とり市」がある。


「とり市」の玄関右手に高浜虚子の句碑があった。


網の目に消ゆる思ひの白魚哉

 昭和35年(1960年)11月2日、高浜年尾は太宰府へ向かう途中、「とり市」で休憩。

   十一月二日 太宰府へ向ふ途、室見川畔とり市に休憩
   太宰府光明寺にて句会

太宰府のほとりに住みて柿の秋

揺れてゐる秀枝に人や松手入

石庭の裏山鵯も笹鳴きも


 昭和49年(1974年)1月24日、河野静雲没。稲畑汀子は葬儀に参列した折「とり市」へ。

飛び翔ちてせきれいと知る迄のこと
          九州室見川畔「とり市」にて
          河野静雲翁の葬儀に参列した折
白魚の旬に早しと簗を守る

活白魚とて口中をまだ動く


 昭和54年(1984年)3月、阿波野青畝は福岡を訪れている。

   福岡室見川

海と川今一つなり白魚取る

『あなたこなた』

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