私の旅日記〜2009年〜
影向寺〜重要文化財〜

川崎市宮前区野川に影向寺という寺がある。
天平12年(740年)、行基菩薩創建。
聖徳太子堂

聖徳太子立像は川崎市重要歴史記念物。
薬師堂

元禄7年(1694年)、再建。
神奈川県指定の重要文化財である。
薬師堂の右手に芭蕉の句碑があった。

春の夜はさくらに明てしまひけり
出典は『翁草』(里圃編)。
何時どこで詠まれた句か、不明。
『蕉翁句集』(土芳編)は「元禄四未とし」とする。
天保6年(1835年)9月、句碑建立。
芭蕉の句碑の左に西脇順三郎の詩碑があった。

雲の水に映る頃
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影向寺の坂をのぼる
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薬師の巻毛を数へる秋
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昭和15年10月、西脇順三郎は影向寺を訪れた。
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昭和22年、詩集『旅人かへらず』出版。
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昭和52年4月3日、詩碑建立。
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威徳山影向寺

天台宗の寺である。
本尊の木造薬師如来両脇侍像は国の重要文化財。
境内東南の片隅に影向石があった。

江戸時代初期の万治年間(1661〜1672)に薬師堂が火を蒙ると、本尊薬師如来は自ら堂を出でて、この石の上に難を逃れたといわれる。
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