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長い旅路の 航海終えて 船が港に 泊る夜 海の苦労を グラスの酒に みんな忘れる マドロス酒場 ああ港町 十三番地 銀杏並木の 敷石道を 君と歩くも 久しぶり 点るネオンに さそわれながら 波止場通りを 左にまがりゃ ああ港町 十三番地 船が着く日に 咲かせた花を 船が出る夜 散らす風 涙こらえて 乾杯すれば 窓で泣いてる 三日月様よ ああ港町 十三番地 |

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子規が川崎を句に詠んでいいたことは今日まであまり知られておりません。 多摩川を汽車で通るや梨の花 この句は明治25年春の頃、川崎大師参詣の折りに当時の中島村の梨畑の白い花いちめんの風景を詠んだものといわれております。 俳聖子規が私達のふるさとである中島村と俳句に詠んでくれたことは、たいへん素晴らしい子規からの贈り物であると思います。 私達は、この句を永く後世に伝え、俳句愛好の方々のみならず、子供達の未来に、文学への夢をはぐくみ、 この地から将来、子規やその友人達に肩を並べ得る人物が生まれ出ることを期待し、その歿後百年を記念して、この地に句碑を建てた次第であります。 子規は、ほかにも数句の「梨」の句を残しております。 川崎や畠は梨のかえり花 行く秋に梨並べたる在所かな 川崎や梨を食い居る旅の人 川崎や小店小店の梨の山 すずなりの小梨に村の曇り空 麦荒れて梨の花咲く畠哉 落第の人を送るや梨の花 灯の映る閨の小窓や梨の花 駅古りて夜長の鶏のまばらなり |
