2022年鹿児島

龍門滝〜滝観音〜
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姶良市加治木町木田に龍門滝がある。


姶良市指定史跡

滝観音


 平成2年に「日本の滝百選」に選ばれた龍門滝前方の滝見台に鎮座する石造りの観音像です。加治木島津家6代・久微(ひさなる)が寛政11年(1790年)に建立しました。

 背面には次の漢詩が刻んであります。

   高い崖から流れ落ちる雪崩のような前に

   石の蓮華に座った大士が彫られている。

   ここを訪れた人々は、お祈りと感謝を捧げ

   とりどりの花や賽銭を供えている。

 高さ46m、幅43mの龍門滝は、その昔、中国の人が「漢土(中国)の龍門の滝)を見るがごとし」と賞したことが名前の由来とされ、薩摩藩初代藩主・島津家久もその壮観な風景を和歌に詠んでいます。また、諸国を旅した江戸時代後期の医者・橘南谿は、自身の紀行文『西遊記』の中で「予、漫遊の間に見たる瀑(たき)においては是を第一とす」と絶賛するなど、様々な著名人がこの地を訪れ、その雄大さに感銘を受けています。

姶良市教育委員会

龍門滝


 その昔、中国の人が「漢土(中国)の龍門の滝)を見るがごとし」と賞したことから、この名があると伝えられています。

 高さ46メートル、幅43mメートルで、岩肌に沿って滝つぼめがけて水が流れ落ちる姿は豪快で、「日本の滝百選」にも選定されています。

 この滝から約800メートル上流にある板井手の滝(金山橋の近く)までの一帯(広さ約22ヘクタール)は、「龍門滝の森」と名づけられ、県の森林浴の森「渓流コース」として指定を受けており、川のせせらぎと自然石の変化が素晴らしく、市民の憩いの場となっています。

 滝周辺には遊歩道や、展望所、国の指定文化財「龍門司坂(たつもんじざか)」もあります。

加治木高等学校へ。

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