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この建物は、旧盛岡銀行として明治44年4月に竣工しました。設計者は日本銀行本店、東京駅などを手掛けた明治洋風建築界の権威、辰野金吾博士と盛岡出身の葛西萬司工学士の両氏の手によるもので「赤レンガ」の愛称で親しまれています。 構造等は、一部3階建となっておりその延床面積は1020平方メートルに達し棟瓦組積造のルネッサンス様式で統一されております。外部は白色花筒岩によりバンドを巡らして横線を強調し採光用のドーマ一窓とドーム屋根を組合せて、凹凸の多い平面計画で建物に陰影をつける等、同様式の特徴を顕著に現しております。特に内部は1、2階の吹き抜けや木製の飾り柱のコリント様式柱頭、天井は石青くり型、各室入口枠の彫刻など意匠に富みクラシカルな雰囲気を作り出しております。 建築当時の姿を完全な形で伝え、かつ創建当初の目的で使用された建物の重要文化財指定は、全国で最初のものであります。 |
