2008年石 川

鶴仙渓遊歩道〜あやとりはし〜
indexにもどる

黒谷橋から鶴仙渓遊歩道を歩く。


鶴仙渓遊歩道


あやとりはし


平成3年(1991年)、竣工。

草月流家元勅使河原宏氏のデザインだそうだ。

あやとりはしを見上げる。


 元禄2年(1689年)7月29日、30日(陽暦9月12、13日)の両日、芭蕉は道明ヶ淵を訪れている。

廿九日 快晴。道明淵、予、不往。

晦日 快晴。道明が淵。

『曽良随行日記』

道明ヶ淵


 芭蕉は元禄2年(1689年)7月29日、30日の両日この地を訪れています。

これを記念し江戸末期に句碑がたてられました。

 昔、蚊竜(こりゅう)がすみ住人を困らせたが、道明という人がこれを退治したという伝説があるほどの深い淵です。

 蚊水面に映える名月は風情にあふれ、山中八景の一つになっています。

蚊竜(こりゅう)は蛟竜(こうりゅう)だと思う。

 蛟竜は、まだ竜にならない、蛟(みずち)。水中に潜み、雲や雨にあって天上に昇って竜になる。

芭蕉の句碑


やまなかやきくはたおらしゆのにおひ

出典は『温泉頌』

温泉に浴す。其功有明に次と云。

山中や菊はたおらぬ湯の匂

『奥の細道』

文久元年(1861年)8月15日、建立。

 昭和29年(1954年)9月26日、水原秋桜子は山中温泉を訪れている。

   山中温泉、黒谷川

流水や落鮎しげき嵐あと

『玄魚』

平岩橋に句碑がある。

 昭和40年(1965年)、山口誓子は道明ヶ淵で芭蕉の句碑を見ている。

 黒谷川の崖道を下りて行って、橋を渡る。その下の渓流が道明ヶ淵である。蒼くて深そうだ。橋を渡ったところに芭蕉の句碑、自然石。

   やまなかやきくはたをらじゆのにほひ

 「や馬那かや支具盤太於らじゆのにほ飛」と書いてあるらしい。くねくねの、糸のもつれたような字だ。句を知っているから読めるのだ。

 文久三年再建とあるのは、大水に流されたので、その年に新しく建てなおしたのだ。

『句碑をたずねて』(奥の細道)

こおろぎ橋へ。

2008年石 川〜に戻る