2022年兵 庫

宮本武蔵生誕の地〜独行道〜

高砂市米田町米田に宮本武蔵生誕の地があるというので、行ってみた。

米堕邑乃古名六継里


米田村は、『風土記』に六継里(むつぎのさと)として登場するそうだ。

田原宮本家父祖之地碑


 この碑文は、小倉在住の宮本家第十三代当主宮本信男氏によって書かれたものである。

 これは宮本一族会に於て当主が武蔵・伊織の生誕地に間違いないとされたものである。

高砂市・高砂市観光協会

巨大な「宮本武蔵・伊織生誕之地」碑があった。


平成元年秋 細川護貞書

 この碑は、宮本武蔵・伊織の生誕地として、平成2年6月、宮本武蔵・伊織顕彰会の手によって建立されたもので、碑題は、細川家第25代当主、細川護貞氏の筆によるものであり、使用石材は、地元の名産竜山青竜石である。

   播州高砂は生誕の地
   作州大原は修練の地
   豊前小倉は大成の地
   肥後熊本は終焉の地

高砂市・高砂市観光協会

美作市が「作州浪人宮本武蔵の里」だと思っていた。

独行道


一、世々の道をそむく事なし
一、身にたのしみをたくまず
一、よろづに依枯(えこ)の心なし
一、身をあさく思ひ世を深く思ふ
一、一生の間欲心思はず
一、我事において後悔をせず
一、善悪に他をねたむ心なし
一、いづれの道にも別れを悲しまず
一、自他共に恨みかこつ心なし
一、恋慕の道思ひよる心なし
一、物毎に好きこのむ事なし
一、私宅において望む心なし
一、身ひとつに美食を好まず
一、末々代なる古き道具所持せず
一、わが身にいたり物忌みする事なし
一、兵具は格別余の道具たしなまず
一、道においては死を厭はず思ふ
一、老身に財宝所領用ゆる心なし
一、仏神は貴し仏神を頼まず
一、身を捨ても名利はすてず
一、常に兵法の道を離れず
   正保二年五月十二日
       新免武藏玄信

 武蔵の遺言ともいうべきもので正保2年5月12日に書かれ、弟子の平尾孫之丞に授けたものである。武蔵はその7日後の5月19日に亡くなっている。「我事に於て後悔をせず」などよく知られた言葉が多い。

高砂市・高砂市観光協会

武蔵直筆の碑


空有善無悪
有也理有也
有也心空也
新免武蔵玄信

松本豊三の川柳碑


二刀流の
   両手
  此処から
    振りはじめ

西光寺へ。

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