小さき者よ 不幸なそして同時に幸福なおまえたちの父と母との 祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ 前途は遠い そして暗い しかしおそれてはならぬ おそれない者の前に道は開ける 行け 勇んで 小さき者よ
有島武郎「小さき者へ」から 実篤書 |
刻まれているのは有島武郎(1878〜1923)が大正7年(1918年)に書いた「小さき者へ」の一節です。碑文の書は、文芸誌「白樺」で有島とともに活躍した作家・武者小路実篤(1885〜1976)の筆によるものです。題字を揮毫したのは有島と札幌農学校で同期の半澤洵氏です。有島武郎の没後40年に有島武郎記念会が建立しました。 |
藤川基は、北海道教育大学の教授。藤川叢三(そうぞう)の名前で彫刻作品を残しているそうだ。 |