2019年〜愛 媛〜
阿弥陀堂〜『西国紀行』〜

新居浜市沢津町に満正寺阿弥陀堂がある。

山門を入ると右手に小林一茶の句碑があった。

長閑さや雨後の縄者り庭雀
昭和25年(1950年)9月、寅吉翁の遺志により「あをと吟社」建立。
小林一茶がこの阿弥陀堂に松山よりの帰途、寛政7年(1795年)2月22日、23日の両日宿泊されている。
この事は『西国紀行』という紀行文の中に書かれている。
この頃の伊予路は俳句がさかんで、各地で句会が開かれていたようである。新居浜の俳人で有名なのは、田の上の影香舎(榎の本の小野氏)又、新居浜東須賀の大江屋騎龍亭の高橋騎龍、村尾懐橘、沢津の藤田橘平(初右衛門吉品)等が有名である。
尚、「長閑さや」の句は田の上の影香舎でよまれたものとされているが、当地の農家の庭の風景をよまれたものとされている。
時に一茶33才であった。
小松山満正寺

本堂の右手に小野寅吉の句碑があった。

反四石むら一番乃米つくり
慶応2年(1866年)12月10日、小野寅吉は新居郡沢津村(現:新居浜市)に篤農家嘉平の長男として生まれた。
昭和22年(1947年)、没。
昭和25年(1950年)9月、「あをと吟社」建立。
「一茶文学碑」があった。

西國紀行
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寛政七年乙卯二月
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廿二日 伊曽野
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四里 津のあみだ堂に泊る
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廿四日 半道程田上影香舎に泊る
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長閑かさや雨後の繩はり庭雀
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佛 心
平成4年(1992年)11月、沢津共益会建立。
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