今年の旅日記
俳句の道〜碑巡り〜
松山市道後町から道後喜多町にかけて「俳句の道」に10基の句碑がある。そのうち、7基。
漱石の句碑
永き日やあくびうつして分れ行く
子規の句碑
馬しかる新酒の酔や頬冠
明治32年(1899年)の句。
『子規全集』(第三巻)「俳句稿」(秋 人事)に所収。
籾ほすや鶏遊ぶ門の内
『子規全集』(第二巻)「寒山落木」(秋 籾干)に所収。
内藤鳴雪の句碑
湯上りを暫く冬の扇かな
柳原極堂の句碑
湯の町の見えて石手へ遍路道
山頭火の句碑
道後温泉一洵老と
|
|
ずんぶり湯の中の顔と顔笑ふ
|
昭和15年(1940年)の句。
昭和63年(1988年)4月11日、伊予拓本研究会建立。
『山頭火句碑集』(防府山頭火研究会)によれば、73番目の山頭火句碑である。
この句の碑は道後温泉にもある。
石田波郷の句碑
ほしいまゝ湯気立たしめてひとり居む
河東碧梧桐の句碑
温泉めぐりして戻りし部屋に桃の活けてある
今年の旅日記に戻る