芭蕉の句碑


古池や蛙飛こむ水の音

天童市貫津に旧家がある。


旧家の庭に芭蕉の句碑があった。


古池や蛙飛こむ水の音

出典は『蛙合』(仙化編)。

貞亨3年(1686年)春、深川芭蕉庵で詠まれた句。

芭蕉42歳の時である。

 宝暦8年(1758年)8月12日、芭蕉行脚70年記念として菱華亭池青が念佛堂に建立したもの。柳下斎風草書。

池青は柳下斎風草の門下。

山形県では立石寺の「せみ塚」に次いで古い芭蕉の句碑であろう。

「せみ塚」の台石に池青の名が見える。

 明治35年(1902年)、念佛堂は台風で倒壊。当時の町長村田金三郎が自宅へ移した。

 昭和23年(1948年)、天童市北目に三和油脂が工場を建設した時に天童市貫津の丸山氏が自宅へ移す。

近くに紅花畑があるというので、行ってみた。


今年は天候不順で、1週間ほど遅いそうだ。

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