芭蕉の句碑


ものいへは唇寒し秋の風

国道292号から中野市街に入り、小布施に向かう。


途中に南照寺という寺があった。

真言宗智山派高井山本願院南照寺


川東善光寺とも言われる。

 文化11年(1814年)3月11日、小林一茶は六川村に入り、善光寺仏開帳のことを書いている。

 十一 晴 午後ヨリ小雨 六川ニ入 代五郎泊 中野善光寺仏開帳 大仏の作モノ有

『七番日記』(文化11年3月)

南照寺に芭蕉の句碑があった。


物いへはくちひるさむし秋のかせ

出典は『芭蕉庵小文庫』

元禄4年(1691年)、芭蕉49歳の時の句。

天保11年(1840年)、句碑建立。

 『諸国翁墳記』に「翁 塚 信州高井郡川東中野善光寺境内 蕉歌・和春」とある。

芭蕉の句碑に戻る