芭蕉の句碑長 野


蜻蛉や取りつき兼し草の上

千曲市稲荷山治田町の治田公園から国道403号を行き千曲橋を渡る。


江戸時代、ここは北国街道と善光寺街道の渡し場であった。

平成8年(1996年)、現在の斜張橋が建設された。

千曲橋から見る千曲川


千曲橋を渡ると、橋詰公園がある。


橋詰公園に「芭蕉冢」があった。


右側面に芭蕉の句が刻まれている。

蜻蛉や取りつき兼し草の上

出典は『笈日記』(支考編)、「岐阜部」に収録されている。

『蕉翁句集』(土芳編)は「元禄二巳のとし」とする。

『芭蕉翁發句集』(蝶夢編・安永3年刊)には「石の上」とある。

芭蕉冢

蜻蛉や取りつき兼し草の上   はせを

くいせけ連建之

 紺碧の秋空に紅のとんぼうが群れとぶ。舞い降りたのが丈の高い草。取りつこうとすると秋風が葉を揺すって吹きぬけたので、一時羽を輝かせて再び空へと舞い上がった。(『笈日記』所収)

 杭瀬下の同学が俳聖の句から郷土の風物にも通じる本句を選び、天保年間小簑庵碓嶺(松井田出身)の揮毫を刻して建立。

平成13年(2001年)4月 橋詰公園新設に伴い移設する

杭瀬下区

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