『笈日記』(支考編)に「落梧なにがしのまねきに応じて、いなば山の松の下涼して、長途の愁をなぐさむほどに」と前書きがある。 |
『芭蕉翁發句集』(蝶夢編)には「秋芳軒宜白のまねきに應して」とある。 |
貞享5年(1688年)に芭蕉が岐阜町の俳人である安川落梧の案内で伊奈波神社を訪れたときに詠まれたもの。句は裏側に刻まれている。安永6年(1777年)建立。
岐阜市教育委員会 |
落梧なにがしのまねきに応じて、稲葉山の松の下涼して、長途の愁をなぐさむほどに |
山かけや身をやしなはむ瓜はたけ | ばせを |
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石井の氷あらふかたびら | らくご |
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伝真蹟懐紙 |
「延喜式神名帳」に「東山道 美濃國 厚見郡 三座 並小 伊奈波神社」とある。 |