芭蕉の句碑


海士の屋は小海老にましるいとゝかな

 横須賀市長井の民家で荒井観音堂にも芭蕉の句碑があると聞いて、行ってみた。


石段を上がると、蘇鉄に隠れて荒井観音堂があった。

鈴木山長慶寺荒井観音堂


三浦三十三観音第31番札所だそうだ。

観音堂の手前左に芭蕉の句碑があった。


海士の屋は小海老にましるいとゝかな

出典は『猿蓑』 (去来・凡兆共編)。

 元禄3年(1690年)9月、近江堅田の本福寺で詠まれた句。芭蕉47歳の時である。

本福寺第十一世住職は芭蕉の弟子三上千那。

千那は貞亨2年(1685年)春、芭蕉『野ざらし紀行』の旅の途次入門。

「いとど」は昆虫カマドウマの別名。羽根がないので鳴かない。エビコオロギ。

寛政5年(1793年)9月、芭蕉百回忌に潮声窟呉雪建立。

呉雪は三浦郡長井村の人。鈴木氏。通称丈吉。諱は重奉。別号笠窓。

文政8年(1825年)10月6日、歿。享年64才。

芭蕉の句碑に戻る