与謝野寛・晶子の歌碑


〜白浜海岸〜

下田から白浜海岸へ。


見晴広場に与謝野寛・晶子夫妻の歌碑がある。

与謝野寛・晶子夫妻の歌碑


てん草の臙脂の色を沙に干し前にひろがるしら浜の浪
   寛

白浜の沙に上りて五百重波しばし遊ぶを逐ふことなかれ
   晶子

与謝野寛・晶子夫妻は伊豆一周の旅に昭和10年2月24日東京を発ち船原土肥を経て26日堂ヶ島下田また白浜海岸に遊び伊東より28日に帰京した。その折この海岸の自然美を詠んだ作品の1首を碑に刻み大歌人の崇高な業績を敬慕し更に郷土の美しい自然の恩沢に浴する幸福を省みるよすがとする。

 平成3年8月1日

賀茂短歌会

3月26日、与謝野寛は肺炎で亡くなる。

見晴広場から見下ろす


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