久し振りに箱根の強羅温泉に行く。まっすぐ箱根に行っても早過ぎる。天気が良いので、河口湖に行って富士山を見ようと思って、出掛けた。 |
国道137号三坂トンネルの手前を右折して、県道708河口湖御坂線(旧国道8号) を行く。 |
昭和13年(1938年)の初秋、太宰治は「甲府市からバスに揺られて一時間」。御坂隧道を抜けて「御坂峠へたどり着く。」9月13日のことである。 |
2階に太宰治記念室があり、太宰治が滞在した部屋を復元し、当時使用した「机」や「火鉢」などが置いてある。 |
昭和28年(1953年)10月31日、太宰治の文学碑として全国で最初に建てられたもの。 |
隧道のことは太宰治の『富嶽百景』に一度だけ出て来るが、ちょっと気が付かない。 |
昭和48年(1973年)8月12日、富安風生は御坂峠で太宰治の文学碑を見ている。 |
三つ峠・御坂峠。自動車の通ずる限り三つ峠中腹まで登る 二句 たぎつ瀬に皮むき垂らす青林檎 峡空を稀に漂ふ蛾のありて 御坂峠。太宰治文学碑があり。文曰“富士には、月見草がよく似合う” 夏霧やペン字適ひし詩の章句
『齢愛し』 |