御祭神(本殿向って左から拝しまつる) 第五殿 建御名方命 第四殿 神功皇后 第三殿 武内宿称命 第二殿 応神天皇 第一殿 住吉大神・荒魂(主神) |
今から1,813年前、住吉大神の御神託により、神功皇后が現在地にその『荒魂』を鎮祭され、爾来、延喜式内社名神大社、長門國一宮、国弊中社(明治4年)、官弊中社(同44年)、神社本庁別表神社(昭和22年)として現在にいたる。 拝殿には『住吉荒魂本宮』の懸額がある。 |
天文8年(1539年)、安芸国(広島県)の戦国大名毛利元就が建立した、四方吹放ちの建物です。木鼻、蟇股、組物などの細部手法に創建時の特徴が見られます。 この種の拝殿を縦長に配置する例は少なく、本殿とともに貴重な文化財です。 |
応安3年(1370年)長門国守護大内弘世が再建、以後、何度も修理が施されていますが、再建当時の室町初期の神社建築様式をよく留めています。 祭神を祭る本殿は、一間社流造の五つの社殿を相の間で連結した九間社流造の様式を採っていますが、正面に千鳥破風が設けられ、流造としては異例です。身舎側面は一間で、正面には浜床および浜縁が取りついています。 また、組物、軒廻り、蟇股(一部後補)などの構造意匠は非常にまとまりがよく、優れています。 |