どんなに苦しくっても、田舎に居た時代が今では一番なつかしくてなりません。 わたしの生まれたのは、山口県の下関です。
(思ひ出の記より)林芙美子 |
芙美子と親交のあった井上貞邦の研究により門司区出生説が発表され、現在では定説になっているそうだ。 |
太古、田中町の平地は唐戸湾の入り海で、川の土砂が堆積して川原になり、やがて土地や田ができました。 田の中を流れる田中川は、大雨が降るとしばしば氾濫したため、水の神様(高□神(たかおかみのかみ))、稲の神様(倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、五穀の神様(保食神(うけもちのかみ)が祀られました。 神社の土地は字(昔の知名)を中島(なかのしま)といい、昔は川原の中の島で、ここに寛政11年(1779年)に神社が建立されました。 正式には貴布称神社といい、通称は五穀神社と称して、田中町の守護、家内安全、商売繁昌の神様として崇敬されています。 |