昔の旅日記〜富 山〜
立山黒部アルペンルート
〜「みくりが池温泉」〜
富山地方鉄道で宇奈月温泉駅を出発。朝早いせいか、空いている。寺田で乗換。やはり空いている。立山黒部アルペンルートも以前ほど混雑していないのだろうか。 ところが、立山に着いたら人がいっぱい。立山まで電車に乗ってくる人が少ないだけだった。 |
明治42年(1909年)7月30日、河東碧梧桐は立山に登る途中、弥陀ヶ原で昼飯にした。 |
弘法の清水という謂れのある茶屋に着いて、漸く先発の他の登山者と一所になった。下山する人もここに一休するので、人は小屋外の草の上にも溢れておる。予等もここで昼飯にした。時計もちょうど正午頃であった。この辺はすでに栂の立木も稀になって、広々とした草原になっておる。弥陀が原ともいうそうだ。黄な萱草が百合かとまちがうようにポツポツ一本立ちに咲いておる外、別に花と見える草もない。 |
昭和45年(1970年)10月3日、荻原井泉水は立山に向かう。 |
弥陀ヶ原 標高六千尺きよう暖かに芒風なし |
美女平 昔、今も龍胆いけてあり其人はなく |
| 室堂も人がいっぱい。 ![]() 奥に見えるのが剣岳らしい。 四葉塩竃 ![]() 遊歩道には高山植物がいっぱい。植物園に来たようだ。
みくりが池に日本の秘湯を守る会会員の宿「みくりが池温泉」がある。 みくりが池温泉 ![]() 室堂から大観峰までトロリーバス。 ロープウェイを待つ間に生ビールを飲んでみる。泡が多いような気がした。 大観峰から黒部平までロープウェイ。 九蓋草が咲いていた。 ![]() 黒部平から黒部湖までケーブルカー。 黒部川 ![]() 放流する水のしぶきで虹が架かる。 黒部ダムから扇沢までトロリーバス。 宇奈月温泉から立山までは、のんびりしたローカル線の旅。 立山から扇沢までは、あわただしく走り抜けたという感じだった。 美ヶ原温泉に向かう。 「昔の旅日記」〜富 山〜に戻る ![]() |