孫埼灯台は、昭和26年12月20日完成点灯しました。 対岸約1.3キロメートルにある淡路島の門埼灯台とともに、鳴門海峡を航行する船舶の重要な指標となっています。 灯台の建物は、建設当時のままですが、内部の機械類はすべて近代化されています。 この海峡は、瀬戸内海と紀伊水道を結ぶ重要な航路ですが、「鳴門の大うず潮」として知られ世界的にも数少ない潮流の激しいところです。 このため、船舶にとって操船が極めて難しい海域です。 孫埼灯台が、この危険な海峡を往来する船舶の安全に果たしてきた役割は、はかり知れないものがあります。 これからも「より安全に、より安全を」と願いながら、航行する船舶の無事を祈って止みません。
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