天正11年(1583年)、徳川家康は善光寺如来を鴨江寺にお迎えした。 慶長13年(1608年)、火災で消失。 元和2年(1616年)、徳川家康によって観音堂再建。 正徳5年(1715年)11月、田中千梅は江戸に下る途中、鴨江の観音に参詣している。 |
濱松に着家第梅宵日ごろに待もうけて斜ならす悦ひ翌日ひと日とゞめられて鴨江の観音寺五社諏方の寺社に詣す造営美麗を究金碧荘厳光を琢けり 注連はゆる庭ハ蜜柑に冬しらす |
享保3年(1718年)11月28日、観音堂上棟。 享保19年(1734年)2月、太田巴静は江戸に下り佐久間柳居を訪ねる途次、浜松に立寄っている。 寛保4年(1744年)2月19日、巴静は67歳で没。 |
宝暦6年(1756年)2月、巴静の十三回忌に門人たちが師の残した笠を鴨江寺の境内に埋め、その上に師の句を刻んだ石碑を建てて追善供養を営んだ。 |