下 町台東区
indexにもどる

「生誕」〜朝倉文夫〜

上野恩賜公園内に下町風俗資料館がある。

昭和39年(1964年)、生誕噴水塔建設。

昭和51年(1976年)


撮影 須賀一

「生誕」は、新生日本で立ち上がる若人を釈迦誕生のポーズに重ねた作品で、永らく上野公園入口前で生誕噴水塔の象徴として上野の街並みに潤いを与え、多くの人々に親しまれてきた。

生誕噴水塔は昭和39年(1964年)のオリンピック東京大会を機に、地元有志で結成された上野美化促進会による都市の美化と戦後復興を祈念して建設された後、円滑な交通の確保等に向けた上野中央通り地下駐車場の整備に伴い撤去された。

再び東京でオリンピック・パラリンピック競技大会を迎えるにあたり、不忍池を臨むこの地で、「生誕」を継承し、昭和と令和の東京大会の象徴として、とこしへに輝き続けることを祈念する。

台東区

下町風俗資料館の前に朝倉文夫の「生誕」像があった。


令和2年(2020年)7月15日、除幕。

生 誕


朝倉文夫作

下 町台東区に戻る